くせ毛にお悩みのメンズは多いですよね。
雨が降った時や湿気の多い夏なんか最悪ですよね〜!!
女性美容師の私にはあなたの悩みを共感できるようなことはありませんが、私はいろいろな人の髪質をみてきました。
私のお客様にもくせ毛の方はたくさんいらっしゃいます。
だから、髪の毛のことは分かりますし、くせ毛の悩みについてもたくさん答えてきました。
そのくせ毛と今後も上手に付き合って行くしかないので、悩み過ぎないように、解決策を考えましょう。
- くせ毛って治ることはあるの?
- くせ毛の髪質ってどんな感じなのか
- くせ毛がパーマをかけたらどうなるのか
- くせ毛の上手なスタイリング方法が知りたい
- くせ毛と上手に付き合う方法
これらがわかるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
くせ毛の治し方
「くせ毛が治るシャンプー」などがあるようですが、それははっきり言って普通に考えると治りません。
くせ毛が治るというよりも、結構しっとりさせる成分が多く含まれていて、くせ毛を「落ち着かせる」程度だと思います。
期待して買ってもくせ毛は強いので、治ることはないですね。
それに、しっとりと髪を落ち着かせる成分が入っているので、使い続けると髪の毛がベタベタなんてことにもなりかねません。
髪の毛は遺伝でくせ毛なことが多いので、シャンプーを使ったからといって、毛根からストレートな毛が生えてくるとは思えません。
他にもくせ毛が治るといわれているアイロンやくしなどの商品は「一時的に」治るだけであって、シャンプーをすればもとの髪の毛に戻ってしまいます。
だから、くせ毛は少しは改善することはあっても、残念ながらサラサラストレートの毛が生えてくることはありえません。
くせ毛の原因について詳しく書いてある記事はこちら
髪質は変わるのか?
坊主にしたらくせ毛になった。
坊主にしたらストレートになった。
そんなことを経験している人もいるのではないでしょうか。
でもそれは成長期の若い頃のことであって、髪質の変化の時だったのが原因で「髪質が変わった」と思ってしまったのです。
小さい時は髪の毛が細くて柔らかいですが、今はその頃の髪質とは違いますよね??
だんだん成長とともに髪質は変化していくものなのです。
大人になって坊主にしたからといって髪質が変わるわけではないので、くせ毛に悩んでいる方は無駄に坊主にすることのないようにしましょうね。
くせ毛の髪質について
くせ毛の髪質はだいたい髪の毛がうねっていますよね。
それはわかると思いますが、さらにくせ毛の髪質は「パサつく」のです。
「乾燥毛」と呼ばれているのですが、パサつきやすく、水を吸収しにくいです。
そしてツヤもないという…ちょっと大変な髪質なんです。
でも、それは傷んでいるからとか、栄養が行き渡っていないとか、そんな問題ではないのです。
くせ毛の髪質の方はだいたい「乾燥毛」なので、どんなシャンプーを使おうが、どんなケアをしようが、髪質なのでそれは治りません。
誰かから「髪の毛傷んでるよ」と言われたら「こういう髪質なんだ」と返してあげてくださいね。
パサついても気にすることもないのです。
というかしょうがないので気にし過ぎないようにしてください。
くせ毛の前髪について
くせ毛の方は前髪がうねうねする方って結構多いんですよ。
顔まわりにくせが出る方が多いですね。
だから、自分だけではないのです。
顔まわりの毛は産毛で細いので、うねうねしやすいということもあります。
気になる方は髪の毛を乾かす時に、くせが気になるところをひっぱりながら伸ばして、くせを落ち着かせるようにしてください。
それかアイロンを使って伸ばすのもいいでしょう。
細い毛の方がくせが伸びやすいです。
くせ毛にあったシャンプー
くせ毛の方は髪の毛に水分があまりないので、水分を調節してくれるようなシャンプーがいいでしょう。
しっとり系のシャンプーや頭皮環境を整えるものもおすすめです。
行きつけの美容室の方に相談して、シャンプーを買うのもいいと思います。
なるべく薬局などの安いシャンプーじゃなくて、自分にあった良いシャンプーを探してみてくださいね。
くせ毛はサラサラストレートにはなれない?
結論からいいます。
くせ毛のかたはサラサラストレートになることはできません。
サラサラストレートの方とは髪質が違うのです。
毛根から生える毛が違うので、もうどうしようもできませんよね。
ただ、すこしでも収まりをよくしたり、少しも改善の余地がない訳ではありません。
ですが、残念ながらもともとの髪質を変えることはできないのです。
どうしてもサラサラストレートに憧れるくせ毛の方は…
どうしても、どうしてもサラサラストレートになりたい方は「ストレートパーマ」をかけることをおすすめします。
縮毛強制とストレートパーマって何が違うか疑問に思った方はいませんか?
縮毛強制の方がまっすぐ伸びるイメージですよね。
ではなにが違うのか…
縮毛強制とストレートパーマの違い
お店によっては縮毛強制とストレートパーマのお薬を変えていたり、違いをつけているところもあります。
でも、結局はやっていることは同じで、薬をつけて時間をおいて、乾かして、アイロンを使って髪の毛を伸ばして、また薬をつけて …
そんな工程なんですよ。
美容室によって、言い方を変えていたりするので、美容室で確認してから施術してもらってください。
縮毛強制などでアイロンを使って伸ばすと、結構まっすぐっぽい髪の毛になることがあります。
ストレートすぎる方もたまにいますよね。
それはそれで不自然なのですが、どこまでサラサラストレートにしたいのかにもよりますよね。
本人がサラサラストレートにしたい!まっすぐ伸ばしてほしい!そんな要望で来られたら美容師側は、まっすぐきっちり伸ばすようにするしかないのです。
くせをちゃんと伸ばすとしたら、結構まっすぐシャキーンとなります。
想像していたサラサラストレートと違う…
となってしまうこともあるのです。
美容師だってできることとできないことがあるのです。
じゃあどうしたらいいの?
まっすぐすぎないストレートパーマ
軽めのストレートパーマをかけてもらうといいかもしれません。
くせが伸び過ぎないように「自然な感じに」したいです。
こう伝えてみてください。
そうすると、美容師さんはいろいろな提案をしてくれると思います。
ただ、自然な感じですので、くせがまっすぐ伸びるのを想像してはいけませんよ。
くせは残しつつ、広がりを抑えた扱いやすい髪質にしてくれるようなイメージです。
ちゃんとカウンセリングしてもらうことが大切ですね。
くせ毛がパーマをかけるのはどう?
くせ毛の方がパーマをかけることについては、髪質によってはいいと思います。
でも、結構強めなくせ毛の方(縮れているような)は、おすすめしません。
くせ毛の方がパーマをかけるメリットとしては
- パーマの持ちが良い
- 自分のくせと混ざって自然な感じになる
こんな感じです。
強めのくせじゃなく、軽いくせの方だったらパーマをかけるのもよいでしょう。
くせ毛の方は広がりやすいのですが、トップのボリュームがでない方もいるので、そういったバランスをとるためにもパーマをかけるのもいいと思います。
でも、パーマをかけたらくせ毛が弱まるとか、いい感じのくせ毛になるなんて淡い期待はしないでくださいね。
パーマをかけたら楽になったなんていう方もいますが、それは慣れてきたせいかもしれません。
最初はパーマをかけるとちょっとスタイルも変わるので、難しく思う方も多いです。
パーマをかけてこんなはずじゃなかった…なんてなる前に、しっかりと美容師さんと相談してパーマをかけた方がいいのか、そうじゃないのかを見極めてもらいましょう。
くせ毛にあった髪型
くせ毛の度合いにもよりますが、あまりくせが強くない方ならだいたいどんな髪型もあいますよ。
でも長すぎると周りにあんまり良い印象は与えないので、ショートヘアがいいでしょう。
くせの強さ別おすすめの髪型
結構強めのくせの方におすすめな髪型
- 縮れ毛
- 細かいカールが出る
- 顔まわりだけでなく全体的にくせが強い
こんな方におすすめなのは短めなスッキリショートでしょう。
少しでも長いと収集がつかなくなりやすいのでできるだけ短い方が楽ですよ。
ほどほどのくせの方におすすめの髪型
- 内側はうねるけど、外側のくせはあまり気にならない
- 広がるくせがあるけど、カールはそんなに強くない
- スタイリングをすればまとまる程度のくせ
そんな方は結構どんな髪型でもできるので、マッシュヘアなんかも前髪が心配なところですが、できないこともないでしょう。
前髪のくせが強い方におすすめの髪型
前髪のくせが強い場合は、前髪をあげることをおすすめします。
無理に髪の毛をおろそうとすると、結構大変だと思います。
ストレートの人が前髪をあげようと思うとしっかりと固めないと落ちてきやすいこともあるのですが、くせのある方はその辺りは有利です!
もともとのくせで落ちてきにくいのでスタイリングはしやすいと言えるでしょう。
くせ毛の方のセット方法
くせ毛の方はセットが難しいと思っている方もいますが、広がりを抑えれば、あとはワックスをつけてスプレーをするだけで簡単に髪型は決まります。
実は直毛の方よりも簡単にセットできるんですよ。
ドライヤーで伸ばす
くせ毛の方は乾燥している髪質なので、すぐ乾いてしまいます。
だから、乾く前に一生懸命髪の毛を引っ張りながらドライヤーの風を当てます。
上から下に風を当てる要領でやってくださいね。
髪の毛が細い方だとこの方法で結構くせは伸びます。
最初は難しいかもしれませんが、やってみてくださいね!
ストレートアイロンを使う
縮れ毛の方は難しいかもしれませんが、ある程度のくせの方ならストレートアイロンを使う方法もあります。
太くて硬いくせ毛の方はドライヤーだけだと伸びにくいので、ヘアアイロンを使って手早く伸ばした方がいいですね。
ヘアアイロンも最初は難しいのですが、慣れてくると上手にセットできるようになってきますよ。
- 髪の毛をとめるクリップなどを使って1〜2㎝の幅で髪の毛を分けとる
- 髪の毛をヘアアイロンではさんで、そのまままっすぐおろす(この時に半円を描くような感じで毛先が自然と丸くなるように)
- これを繰り返す
- 最後にスタイリング剤をつけて完成!
くせが強いところは髪の毛を薄めにとりますが、他のところは厚めにとっても大丈夫です。
そうじゃないと何時間もセットするのにに時間を費やすことになりかねませんからね。
やっているうちにセットも早くできるようになってきますよ。
まとめ
くせ毛に悩む方に、結構厳しいことを言ってしまったかもしれませんが、やっぱりできないことはできないので、その髪質とずっと付き合って行くしかないのです。
でも、くせ毛だっていいことはたくさんあるんですよ。
カットしている時も、くせ毛の方がカットラインがなじむので、自然な感じになりますし、セットだってしやすいです。
多かれ少なかれ誰にだってくせはあります。
でも、そのくせを生かすのも自分次第なんです。
自分で自分のくせをうまく扱えるようになって気に入れば、コンプレックスもなくなりますよね。
多分、あなたが悩んでいるほどくせ毛って悪いものじゃないんですよ。
直毛の方はくせ毛の方をうらやましいって思っているの知ってましたか?
結局はないものねだりなので、くせ毛の方も、気にせずうまくセットすることができるようになれば、くせ毛もいいなって思えるはずです!
頑張ってセットの仕方を練習してみてくださいね。
くせ毛のお悩み相談も承ります。
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