男性のショートヘアの方はだいたい髪の毛をセットしますよね。

その時にちょっと一手間加えることによって、セット上手になるコツがあるのです。

美容室や雑誌、テレビやユーチューブなどで「束感」というワードを聞いたことはないですか?

束感ってなんのことだかよく分からないという方も、大丈夫!!

この記事を読めば

  • 束感(毛束)はどういうものかがわかる
  • 束感をうまく作れない理由がわかる
  • 束感の上手な作り方がわかる
  • 束感がうまく出るワックスがわかる

これらがわかるようになります。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

束感(毛束)とは?

「毛束」とは髪の毛をセットする時にできる毛の束のことです。

カットの時に軽くすることによって、髪の毛に動きがでます。

だいたいは髪の毛をつまんだりするだけである程度は毛束ができます。

でもしっかりとセット感を出したい時は多めに毛束をつくるようにするとかっこよく見えます。

ホストの髪型を思い出してください。

あれは「スジ盛り」というみたいですが、毛束も同じような感じです。

ホストの方ほどたくさん「スジ盛り」しなくてもいいとは思いますが、あのセット力は見習いたいところです!

自分がホストになった気分で髪の毛をセットすると、楽しくセットできるかもしれません(笑)

ただし、やりすぎて本当にホストみたいにならないように注意です!!

束感(毛束)がうまく作れない理由

毛束がうまく作れない理由としてはそもそも毛束のイメージがあまりできていないことも考えられます。

しっかりとイメージをすることによって上手に毛束をつくることができます。

または毛束をつくること以前にセットに慣れていない場合も考えられます。

そういう方はセットをすることに慣れていきましょう。

それでもダメな場合は…続けて読み進めていってください。

ちゃんとカットしていないと束感は作れません

束感を作るのにカットは重要です。

2ヶ月も伸びきった髪の毛で毛束を作ろうとしても難しいです。

また、髪型も重ためのスタイルだと髪の毛に重さがあるので毛束は作れません。

重めのスタイルと軽めのスタイルどちらが束感を作りやすいかは一目瞭然ですよね。

もちろん、重めのヘアスタイルもかっこよくていいのですが、束感を作りたい場合は適していません。

毛束をしっかり作ってセットしたい場合は、カットをして、髪の毛の量をとってもらうのがいいでしょう。

髪の毛の量をとっても、長さが長い場合は毛束は作りにくいです。

これもまた、ホストのような感じに垂れ下がる毛束になってしまいます。

ホストの方々は、しっかりとキープできるようなスプレーを使っています。

だから長さがあってもしっかりと髪の毛がセットされているようになるのです。

毛束を作りたいのであればショートヘアにして、髪の毛に動きを出したいことを伝えましょう。

髪の毛の量が多い方はしっかりと量をとってもらうといいでしょう。

セットする前にドライヤーを使ってる?

髪の毛をセットする前には、寝癖のままのつぶれた髪の毛じゃ上手くいくものも上手くいきません。

まず髪の毛をセットする前に、寝癖を取るために髪の毛を霧吹きなどで少し濡らします。

ドライヤーを使ってトップ(頭の上の髪の毛)が立ち上がるように乾かしてください。

この時にちょっとつまみながら乾かすのがポイントです。

ピンクの矢印のように、しっかりと半円を描くような気持ちで、手を丸めて髪の毛をつまみましょう。

髪の毛に動きを出す感じでふわっと立ち上がらせます。

そして、髪の毛を立ち上がらせるためには水色で囲ってあるところに向かってドライヤーの風を当てましょう。

そうすることによって、根元が立ち上がります。

上手にブローができていれば、この時点である程度は毛束感が出ます。

ちゃんとセットする前にベース(土台)をしっかり作っておくことで、毛束も作りやすくなります。

スタイリング剤も重要

髪の毛をセットする時にスタイリング剤は何を使っていますか?

ジェル?

ワックス?

ジェルの場合も髪の毛に束感は出ますが、ワックスのような毛束感は出ません。

だから、セットの時にこだわりの束感を出したいのであればワックスがいいでしょう。

また、ワックスを使うと束感を調節しやすいです。

そして、ワックスにも適量があります。

ワックスをつけすぎるとその重みで毛束がつぶれてしまうので注意です。

そんなに毛束を作るためだけにワックスの量をつけることはないのです。

普段通りでいいですよ。

その普段つけるワックスの量で十分髪の毛に束感を出すことは可能です。

どんな感じでセットしたい?

最初に説明しましたが、どんな感じでセットしたいかイメージをすることは大切です。

頭の中でちゃんとイメージをすることによって、自分の理想の髪型に近づきやすくなります。

ナチュラルな感じでセットしたいのか、しっかりセットされている感じを出したいのか…

それを考えてからセットに取り掛かりましょう。

ナチュラルな感じの毛束

割とナチュラルな感じの束感です。

やりすぎていない感じはありますが、セットされている感じは出ていますね。

ちゃんと「ひし形」になるようにして計算してセットされています。

こちらもナチュラルなようでいて、しっかりとセットされています。

やっぱりトップ(頭の上の毛)を立ち上げることによって、シルエットがきれいに見えます。

束感はそこまで出さなくても、シルエットはきちんと整えましょう。

しっかりセットされた毛束

しっかりセットされているような感じが出る束感は、毛束自体が細くていっぱいあるのです。

だから、すごく手がかかっているように見えるし(実際も少し時間はかかります)、かっこいですよね。

細かく細い毛束を作って、しっかりと束感を出しています。

ワックスをつけてちゃんと手で髪の毛をつままないとこうはなりません。

また、コーム(くし)の先の部分を使って、太い毛束が細く分裂するようにすると細かい毛束ができます。

そのコームを使ったやり方はまたあとで説明しますね。

パーマの毛束

ショートヘアにかけたパーマは毛束感は出やすいです。

動きを出すためにパーマをかけている場合がほとんどですので、大体の場合は毛束感が出ます。

ただ、毛先が揃いすぎていると、毛束感が出にくいです。

パーマをかけていて毛束感がでないのであれば、髪型自体が毛束を作りにくいことが考えられます。

簡単にできる毛束の作り方

毛束を作るのは簡単です。

ポイントを抑えるのと、あとは髪型、カット次第というところでしょうか。

そんなに難しく考えなくても大丈夫です。

髪の毛がペタッとせずにふわっとなっていて、髪の毛に髪の毛のスジができればもうそれは「毛束」なんです。

束感を作るには最初のブローから

毛束ができるできないは、もう指で髪の毛をつまんでブローした時にわかります。

その時にちゃんとふわっと髪の毛が根元から起き上がって、すでに毛束になっていればあとはワックスをつけるだけなので簡単ですよね。

しっかりと髪の毛に空気を入れることで、形ができて、動きが出るんです。

ブローをおろそかにしてはいけません!

ワックスで束感をつくる

いよいよワックスの登場です。

ワックスはつけた方がもちろんいいのですが、毛束を作る上で大事なのは髪型、カット、ブローなんですね。

そのベース(土台)がないと上手く作れません。

ワックスはいつも通り適量を手のひらに出して、手で伸ばします。

そのあとに握るようにしてつけていきます。

最後に毛束感を出すために、毛束感が欲しいところの髪の毛をつまんでいきます。

「髪の毛をつまむ」ことによって、その毛が強調されます。

それが「毛束」なんです。

主に毛束を作るといいところは「動きを出したいところ」なんです。

だいたいはトップ(髪の毛の上の毛)ですが、横の毛や襟足に動きを出したい時はその部分の髪の毛をつまんで「束感」を出しましょう。

もっとしっかりと束感を出したい場合はコーム(くし)の先を使いましょう。

この先の部分を使って太い毛束をほぐしていきます。

そうすることによって、太い毛束から細い毛束になるのです。

3つ毛束があるのがわかりますか?

一番左の毛束にコームの細い部分をさして、半分にさいています。

そうすることで、毛束はどんどん細くなり、束感が出るのです。

毛束の半分を半分にして、それをまた半分に…っていう作業の繰り返しです。

手でつまむよりも細い毛束ができて、しっかりとセットしたい方にはおすすめのやり方です。

でも、そこまでしなくてもいいなって方は、手でつまむだけでもいいでしょう。

アイロンを使って束感を作る

もっと動きが欲しい、もっと束感が欲しいという方はヘアアイロンを使ってベース(土台)を作るのがおすすめです。

ヘアアイロンを使うことによって、パーマをかけたような感じで髪の毛が内に入るので動きが出て髪の毛がふわっと立ち上がります。

結構ヘアアイロンは熱くなるのでショートヘアの髪の毛でセットする時は十分に注意してくださいね。

ヘアアイロンの使い方

  1. まずは電源を入れて温度を設定する(180度がベスト)
  2. ヘアアイロンが温まったら髪の毛に挟んで使う
  3. 髪の毛を挟んだら、髪の毛が内に入るように半円を描くようにしてヘアアイロンを動かす
  4. その繰り返し

わかりますかね?

全部やろうとしなくていいので、自分が動きを出したい部分中心にカールを作っていってください。

最初はざっくりでもいいです。

これもある程度の慣れは必要なので、ヘアアイロンを持っていたら挑戦してみてください。

セットの幅も広がりますよ!

もし買う場合はちゃんと温度調節できるものを購入してください。

あと、小さめのヘアアイロンだとメンズの方は使いやすいですよ。

参考にしてみてください。



美容師おすすめ束感(毛束)を作りやすいワックスはこれ!

私が一番おすすめするのは中野製薬の「モデニカ」というワックスです!!

私の大好きなモデニカシリーズです。

固さの種類があるのですが、真ん中の6番が一番使い勝手はいいと思います。

何がいいかって、ファイバー系のワックスなんで伸びがよく、軽いつけ心地なんです。

せっかく作った束感も、ワックスの重みでつぶれるなんてこともありません。

メンズのワックスであれば、毛束感を重視するのであれば断然ファイバー系がおすすめです。

ぜひ使ってみてくださいね!

まとめ

束感の作り方はわかりましたか?

最初はよくわからなくても、だんだんやっているうちにわかるようになってきますよ。

手慣れてくると簡単に毛束がつくれるようになります。

とにかく最初は細かい作業なので職人になったつもりでやってみてください(笑)

なにかわからないことや、わかりにくいことがあれば、お気軽にこのブログかライン@でご連絡くださいね。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でRicoをフォローしよう!