今日は髪質についてまとめた記事を美容師の私が説明していきたいと思います。
髪の毛が硬い、柔らかい、などそんな話をしたことが1度はありますよね?
他にも人それぞれ髪の毛にくせがある人もいれば、まっすぐすぎるくらいの直毛の人もいます。
髪質には種類があって、中には手に負えないくらいの髪質で、コンプレックスの人もいます。
でも一生付き合っていく髪の毛なので、上手に付き合えたら悩みも少し軽くなると思うんです。
男性は髪型を変えるだけでも十分扱いやすくなる可能性があるので、自分の髪質をまず把握しましょう。
そしたら、髪型、ケアを自分の髪質にあったものに変えるだけで扱いやすくなると思いますよ♪
この記事を読むと
- 髪質とは何か?
- 髪質の種類
- 髪質診断
- 髪質は変化する
- 自分の髪質にあった改善方法
これらがわかるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
そもそも髪質って?
髪質とはあなたの今生えている髪の毛の性質をいいます。
昔はまっすぐな髪の毛だったけど、今はうねった髪の毛が生えている人は、髪質が変化したのです。
髪質の変化についてはあとでまた詳しく書いていきますね。
髪質は遺伝する
髪質は両親の遺伝子を受け継ぎますから、両親がくせ毛だったら子供も大抵くせ毛です。
私の例を出すと、両親とも髪の毛は硬いです。
父が多毛、直毛でツンツンしています。
母は多毛、強めのくせ毛で広がりやすい髪質です。
だから、私は多毛で母のくせ毛ほどではないですが、髪の毛が硬く、多少のくせがあり広がりやすい髪質です。
ちなみに妹も同じような髪質で、多毛、硬めで多少のくせがあり広がりやすい髪質です。
同じような髪質なのですが、全く同じではなく私の方が若干くせが強く、妹の方がまっすぐっぽいです。
だから、みんな両親からは遺伝しているものの、全く同じということではないと思います。
髪質にも種類がある
髪質にも硬いか柔らかいか、直毛かくせ毛か、多いか、少ないか…いろいろあります。
日本人は髪の毛が硬くて太い人が多いです。
それぞれひとつだけではなく、くせ毛で剛毛、くせ毛で軟毛など、髪質は組み合わさっています。
くせ毛
美容師から見るとくせ毛だなと思う人は結構います。
直毛だと思っても、顔まわりにくせがあったり、襟足にくせがあったりする人もいます。
部分的なのはわかりにくいとしても、抜けた髪の毛がまっすぐでなければくせ毛です。
くせ毛にも種類があるので見ていきましょう。
波状毛(うねり毛)
このくせ毛の人が日本人は一番多いように感じます。
くせ毛だと思っている人はだいたい波状毛です。
部分的な人もいれば、全体的に波を打ったようなくせの人です。
これは、遺伝の場合もあれば、毛穴に汚れが詰まっている場合、生活習慣によっても起こる場合があるので、改善することもできるかもしれません。
捻転毛(ねじれ毛)
捻転毛はコイルのように、らせん状にねじれています。
波状毛よりも広がり、パサついてみえるため、髪の毛のセットが大変だと思います。
太いところと細いところがあるので、髪の毛が切れやすく、美容室でも縮毛強制やストレートパーマは普通の人より難しい技術になります。
縮毛(ちぢれ毛)
捻転毛よりももっと細かくちぢれているような感じです。
日本人には少なく、黒人に多い髪質です。
くせ毛の中で最も髪の毛の扱いが難しいといえるでしょう。
連珠毛
髪の毛が数珠のようなつながりでできています。
縮毛矯正で伸ばすことは難しく、日本人には珍しい髪質です。
乾燥毛
髪の毛の内部に水分がなく、乾燥している髪質のことをさします。
くせ毛の人はだいたい乾燥毛なのですが、ほかにも遺伝や、生活習慣などで乾燥している場合もあります。
撥水毛
これもくせ毛の人に多い髪質なのですが、水分がなかなか髪の毛に浸透しません。
シャンプーするときにお湯が浸透せず時間がかかったり、パーマ液なども髪の毛と馴染みにくいです。
直毛
まっすぐの髪の毛で、ハリガネのようなかんじです。
髪の毛が硬い人が多いです。
韓国人は直毛の人が多いのですが、日本人よりは柔らかい髪の毛なんです。
同じアジアなのに、国によっても髪質は異なりますね。
軟毛
猫っ毛などとも呼ばれる髪質です。
髪の毛が細くて柔らかく、ふにゃふにゃした感じです。
ダメージを受けやすく、枝毛になりやすい髪質です。
軟毛だからといって、髪の毛が少ないわけではないですよ。
剛毛
「剛毛」という名前もいかにも強そうな感じですが、太くて硬い髪質のことをいいます。
くせ毛の人もいれば、直毛の人もいます。
日本人は剛毛の人が多く、白人の平均的な髪の毛の太さと比べるとなんと日本人は1.5倍もあるのです。
多毛
髪の毛が多い人のことをいいます。
日本人の髪の毛は平均で10万本、多い人で15万本あります。
多毛の反対で、もともと髪の毛が少ない人もいます。
簡単!自分でできる髪質診断
- 抜けた髪の毛がまっすぐではなくうねっている。
- 落ちている髪の毛をよくみてみてください。
まっすぐではなくうねっていたらくせ毛です。
直毛でも生え際や襟足にくせがある人もいますが、全体的な髪の毛がゆるやかに波をうっていたらくせ毛です。
まっすぐの人は直毛です。 - 髪の毛をひっぱったらプチッと切れる。
- 自分の髪の毛を両手で持ってプチッと切れたら髪の毛は硬いです。
髪の毛をひっぱってもびよーんと伸びるようでしたら髪の毛は柔らかいです。 - 髪の毛がパサパサしているように見える。
- これは乾燥毛といって髪の毛が乾燥しがちな人です。
くせ毛の人はたいてい乾燥毛なのですが、直毛の人で髪の毛がパサパサする場合は傷んでいるだけかもしれないので髪の毛をしっかりケアしてみてください。 - 美容師などから髪が多いと言われたことがある。
- 美容師じゃなくても他の人から髪の毛が多いと言われたらそれは多毛です。
- シャンプーやトリートメントを変えてみる
- 髪型を変えてみる
- ストレートパーマ、縮毛矯正をかける
- スタイリング剤を変えてみる
- 髪型を変えてみる
- パーマをかけてみる
- 髪の毛を染めてみる
- 乾かし方を工夫する
- シャンプーやトリートメントを変えてみる
- 髪型を変えてみる
- スタイリング剤を変えてみる
- ブリーチをしてみる
- シャンプーやトリートメントを変えてみる
- 髪型を変えてみる
- スタイリング剤を変えてみる
- シャンプーやトリートメントを変えてみる
- 髪型を変えてみる
髪質は変化する?
「坊主にしたら髪質が変わった」という話をよく聞きますが、坊主にすると髪質がかわるわけではありません。
ただ、小さい子供と大人の髪質が違うように、だんだん大人になると髪質が変わってきます。
そのときにたまたま坊主にして、髪質が変わったのだと考えられます。
大人になった後は、年齢を重ねてくせが出てきたりはしますが、残念ながら剛毛から軟毛に変わることはありません。
シャンプーなどにより改善可能
もともと剛毛の人が軟毛になることはないですが、少しまとまりが良くなることもあります。
また、乾燥して広がったり、くせが出たり髪の毛が扱いづらくなることもあるので、シャンプーを変えたりヘアケアを強化することによって良くなることもあります。
他にも髪型を変えたり、スタイリング剤を変えたりすると、扱いやすくなります。
これから髪質別にお伝えしていきますね!
髪質改善方法
髪質を全く変えることは難しいですが、工夫次第で改善できる部分もあると思います。
自分に合ったぴったりな方法が見つかれば、自分の髪の毛ともうまく付き合えるようになるかなと思うので、ぜひ試してみてくださいね。
くせ毛の改善方法
くせ毛におすすめのシャンプー
くせ毛の人は、くせの強さにもよりますが、乾燥しているのが原因でくせが出ている場合はシャンプーで改善することもあります。
また、洗浄力が強いシャンプーを使うことによって頭皮も髪も乾燥してしまうこともあるので、アミノ酸系の優しい洗い心地のシャンプーがおすすめです。
ただ、軟毛の人はペタンとならないようにさらっとした使い心地のものを選びましょう。
くせ毛におすすめの髪型
また、髪型を変えることによって扱いやすくなることは多くありますから、美容師さんと相談してみてくださいね。
くせによって髪型は変ってくるので、くせ毛についてもっと詳しく書いてある記事もチェックしてください。
ストレートパーマをかけるのもGOOD
もうくせ毛がどうもまとまらない、本当にコンプレックス!!という人はストレートパーマや縮毛矯正をかけてもいいでしょう。
くせがあまりないけど広がるというような人は、髪質改善メニューがある美容室があるのでそういうメニューを選んでもいいかもしれませんね。
スタイリング剤を変える
くせ毛の人は、スタイリング剤によってもまとまりが変わってきます。
自分のくせを生かしたいなら柔らかめのワックス、もしくはクリームもいいと思います。
シアバターのようなものも潤いを与えてくれて、髪の毛を落ち着かせてくれるのでおすすめですよ。
直毛の改善方法
直毛の人におすすめの髪型
直毛の人はツンツンしてしまって、髪型のセットが難しいという人が多いと思います。
少しでも柔らかく見えるような髪型にすることがポイントです。
パーマをかけてみる
くるくるにパーマをかけなくても、毛先に自然にパーマをかけることによって、柔らかさが出てきます。
パーマをかけるとセットもしやすくなるので、1回もかけたことがない人は試してみてもいいかもしれません。
髪の毛を染めてみる
やっぱり黒髪よりも茶色い髪の毛の方が柔らかい印象になります。
大学生で染めることができる人は、ちょっと茶色くしてみてもいいかもしれませんね。
乾かし方を工夫する
直毛の人は髪の毛をにぎるようにして乾かすと毛先に丸みがでます。
手を丸くして乾かすようにします。
ちょっとよくわからないな〜という人は、直毛の乾かし方の記事をチェックしてみてください。
乾かす時なんですが、あまり熱い風が出ると手も熱くなってしまうのでドライヤーにもこだわった方がいいと思います。
ダイソンなどの風量が強いものだと早く乾くのはいいですが、しっかりセットしたい直毛の人には向きません。
私のおすすめはリュミエリーナのレプロナイザーですが、風量もそれなりにあるのに髪の毛に水分をしっかり残してくれるので髪が柔らかくなったように感じます。
剛毛の改善方法
シャンプーを変えてみる
剛毛の人は髪が硬くてごわごわしがちですよね。
もっと柔らかくて触った時に気持ちがいい髪質に憧れを抱いても、そうはなれない…
でも、シャンプーやトリートメントを変えることによって全く別人のような髪質に変わることはなくても、「あれ?触り心地がいい!!これって自分の髪?」みたいなことになることもあるのです。
女性は美容室でトリートメントをした後は髪の毛の感じが全然違うのですが、男性は多分あまりわからないかもしれませんね。
でも、自分にあったシャンプーを使うとサラサラ感だったり髪の毛が柔らかくなった感じがわかるようにはなると思います。
今までずっと同じシャンプーを使っていた人は変えてみるといいかもしれませんね♪
髪型を変えてみる
剛毛の度合いにもよりますが、短い方がセットが楽だと思います。
髪型を変えるだけでも扱いやすくなることもありますから、「なんだか違うな」「しっくりこないな」などと思ったら髪型を変えてみるといいですね。
スタイリング剤を変える
剛毛の人におすすめなのがスタイリング剤を変えることです。
髪の毛を落ち着かせてセットすることができるので、ハードタイプのワックスを選ぶといいでしょう。
柔らかめのワックスだとキープしきれないこともあるので、剛毛の人はハードワックス!!
ブリーチをしてみる
これは結構荒技なんですが、ブリーチをすることによって髪の毛が弱るので、髪の毛を扱いやすくなることもあります。
ただ、ダメージもすごいですし、乾燥、パサつき、色落ちもあるのでちゃんとセットを毎日できるという人だけお願いします。
あと髪の毛のケアも必要になってきますから、よく美容師さんと相談して決めてください。
奇抜なスタイルが好きな人にはおすすめです♪
軟毛の改善方法
シャンプーを変えてみる
軟毛の人の悩みは髪がべたっとしてしまうことだと思うんです。
生まれつき軟毛の人もいれば、年齢を重ねるうちにだんだん髪の毛が細くなってきた人もいるでしょう。
そんな人はとにかくふわっと、軽めのシャンプーで「立ち上がり」を意識してください。
しっとり系のシャンプーを使うとペタッとしてしまうこともありますから、シャンプー選びは重要です。
これからのことを考えて、軟毛の人は髪の毛にハリコシを与えてくれる育毛シャンプーがおすすめです!!
髪型を変えてみる
軟毛の人は髪の毛が長すぎると「ふわっと」しないので、特に頭の上の毛は短めにカットするといいと思います。
レイヤーたっぷりで動きが出るような髪型がおすすめです!!
また、パーマをかけて動きを出すのも有効です。
スタイリング剤を変えてみる
スタイリング剤はシアバターみたいな重いものよりは、軽めのクリームタイプの方がおすすめです。
柔らかいワックスの方が動きが出やすいので今ハードワックスをお使いの人は柔らかめのワックスに変えるのもおすすめです。
コンビニでも気軽に様々な種類のワックスを買えるのでいいですよね♪
コンビニで買えるギャッツビーのワックスの選び方の記事はこちら
多毛の改善方法
シャンプーやトリートメントを変えてみる
多毛の人は髪の毛が多くて大変だと思うので、夏は普通の髪の毛の量の人に比べて蒸れやすいです。
だから、髪の毛をしっとり落ち着かせるものを使うのがいいと思います。
アミノ酸系のシャンプーがおすすめなんですが、髪の毛に残りやすい性質を持っているのでよく洗い流してくださいね。
他にも多毛の人は夏場にはクールシャンプーがすごく優れものなので使ってみてください。
涼しくなるだけでなく、さらさらをキープしてくれるんです。
クールシャンプーの中でも炭酸シャンプーを選ぶことで、毛穴に詰まった汚れや髪の毛に付着したシリコンを取り除けるので髪や頭皮をリセットしたい時に。
髪型を変えてみる
多毛の人は髪型をすっきり見せるためにはツーブロックがおすすめです。
職場でツーブロックNGなところはできるだけ短く、髪をすいてもらうと髪の毛の扱いが楽になりますし、伸びてきた時に気になりにくいです。
髪の量が増えるとすぐわかると思うので、爽やかな印象を与えるには短めがおすすめです!
まとめ
髪質について悩んでいる人も結構いるのを美容室でもよく聞いてきました。
くせ毛の人は直毛にあこがれて、直毛の人はくせ毛に憧れる。
それぞれいいところ、悪いところあるので、自分にあったケア方法、髪型を見つけられればいいと思いいます。
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