自分が薄毛だと自覚している場合、「美容室には行きづらいなあ」とか、「美容室に行くのが恥ずかしいかも・・・」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか?
美容師さんに裏でコソコソ何か言われているのではないかと思ったり、シャンプーの時もそればかり気にしてちょっと気まずく思ってしまう・・・
せっかく格好良くしてもらおうと思っているはずなのに、こういったことで悩むのは非常に勿体無いですよ。
実際、男性のお客様には薄毛に悩まれている方も多いので、美容師は全く気にしてはいません。
なので、意外と気にしすぎだったというケースも多いのではないかと感じます。
薄毛で悩んでいる人のために、現役美容師の私が美容師の本音を詳しくお伝えできればと思います。
この記事を読むと
- 薄毛の人に対する美容師の対応と本音のところ
- 薄毛の人は避けるべき美容室とはどんな美容室か
- 薄毛の人が美容室でオーダーする際の注意点
- 薄毛のケアはどうするのがベストか
これらがわかるようになります。
今まで薄毛が原因で美容室選びに苦労していたり、おしゃれな美容室を避けてしまっていたあなたも、自信を持って髪の毛を切りに行くことができますよ!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
美容室に行きづらい人必見!美容師の本音
お客様から話を聞く限り、美容室には薄毛の人は行きづらいと感じている人が多いようです。
会話の中からわかったことが、「自分は薄毛だから美容室に行ってどう思われるかが不安」という方が非常に多いということでした。
だから、美容師の私が薄毛の人が来た時に思っていること、感じていることを隠し事なく本音で書いて行こうと思います。
これは私だけではなく、他のスタッフの人もだいたい同じ意見だったので、自信を持ってお伝えできる内容です。
薄毛の人の悪口を言う美容師はいない!
薄毛のお客様が美容室にいらっしゃることは、そんなに珍しいことではありません。
美容師はいろいろな髪の毛の人を見ているので、薄毛はその人個人の「個性」として捉えています。
それも、マイナスな捉え方をしたりは絶対にしませんよ。
「ハゲがきた」とか「あのハゲ」みたいなことを言って、笑ったりするような美容師はいません。
なぜなら、髪質は人それぞれなので「毛量が少ない」こちらのお客様はどうやって素敵な髪型にできるだろう?と考えるからです。
仕事中は完全に仕事モードなので、お客様を格好良くするために考えることがたくさんありますし、薄毛の人に対して悪く考えたりするようなタイミングなんてないというのが実情です。
もし、悪口を言っている美容師がいたら、美容室で働き始めてまだ日が浅い「若いスタッフ」か、もしくはプロ意識の足りない美容師、それかお店自体があまりにも暇なんだと思います。
実際に裏のスタッフルームなどでも、私は薄毛のお客様に対する悪口なんて聞いたことがありません。
もし万が一、変な美容室で「薄毛に対してバカにされている」ような印象を受けたり、嫌な思いをされたことがあるのであれば、すぐに美容室を変えた方がいいでしょう。
そんな悪質な美容室は少数で、薄毛のお客様の髪の毛を見てもなんとも思わないと言うか…美容師だったら見慣れていますから、薄毛だからって特別気にすることはありません。
せっかく美容室に行くのに重い気持ちで家を出るなんて勿体無いことですよね。
私は、お客様には美容室に通うのが楽しみと行っていただけるような美容師でありたいと思っています。
念を押してお伝えしますが、美容師は薄毛に対して特別何かを気にしたりはしませんので、裏でコソコソ悪口うようなこともありません。
薄毛でもシャンプー時に問題はない?
これは本音なんですが、毛量が少ない人のシャンプーは、毛量が多い人と比べるとやりにくいです。
泡立ちの問題とか、洗う時に髪の毛のワンクッションがなく頭皮が近すぎるので直接指が頭皮に触れることが多いです。
なので、頭皮を傷つけないような絶妙な力加減が必要なので、技術がいるのです。
でも、これも美容師にとっては普通というか、そういう人も多くいるので「薄毛で申し訳ない」みたいな気持ちになる必要はありません。
薄毛の男性のシャンプーは。マッサージメインのような感じになりますかね〜。
大事なのは、しっかりとシャンプー剤を頭皮に馴染ませて泡の力で汚れを取るということなので、ゴシゴシとこする必要はないのです。
なので、頭皮をゴシゴシされていなくてもシャンプーとしての目的は果たせていることになります。
そのため、「マッサージの時間が長いなぁ」と感じても、あなたに合ったシャンプー法だと思っていただけると良いかと思います。
薄毛の人のカットは一瞬で終わる!
薄毛の人の髪の毛をカットするのは、やっぱり髪の毛がない分すぐに終わります。
ドライヤーを使ったとしてもすぐに乾くので、全体のカット時間も圧倒的に早く終わるのですが、手抜きというわけではありません。
切らない方がいい部分ももちろんあるので、その部分はご心配なさらずにお願いします。
お客様が薄毛に対する悩みを持っている場合、恐れずに打ち明けて欲しいと思っている
女性の美容師さんに薄毛の悩みを相談するってちょっとハードルが高いと思いませんか?
美容室に行った時に女性の美容師さんに当たってちょっと気まずい人もいるかもしれませんが、薄毛の人であっても普通の毛量であっても平等に代金を頂戴していますし、カットするという行為は同じなので気にすることはありません。
あなたが考えているほど女性の美容師さんは薄毛の人を気にしたりせず、他のお客様と同じように考えています。
「薄毛が目立たない髪型にして欲しい」というようなことをカウンセリングの時に最初に言ってくだされば、薄毛に対するアドバイスもできますし、髪型についても具体的に提案しやすくなります。
美容師側から「ここが薄いので〜」みたいな会話を初対面だったらしにくいという気持ちはあります。
もしそれがなくても、薄毛でも格好良く見える最適なスタイルを提案させていただきますが、もしもご要望がある場合は一緒に考えて行きましょう。
コンプレックスだとしても、隠さずに「薄毛だけどこうしたい」とか「薄毛だけどパーマをかけてみたい」というように、あなたの望んでいるスタイルをどんどん教えて欲しいです。
日常生活で例えるならば、あなたが商品を買いにお店に行ったときに、店員さんに「どんな商品をお探しですか?」と言われて、嘘を答えたり本当に探している商品を隠しているようなものです。
美容師は一目であなたの毛量を判断していますので、あなたにぴったりの髪型を提供したいと思っています。なので、思っていることや髪型の悩みを隠す必要なんて全くないですよ。
あなたが薄毛を気にしていても気にしていなくても、一緒にこれからの髪型を考えて行きたいと思っています。それが私たちの仕事ですから。
薄毛の人が避けた方がいい美容室とは?
髪の毛の薄いのを気にしている場合、避けた方がいい美容室があります。
もし間違って行ってしまうと、ちょっと気まずい思いをしたり、「大丈夫かな?」と不安になる可能性があるので注意が必要です。
ここからは、薄毛の人は避けた方がいい美容室を紹介しますね。
1.若者が多い美容室
若い人が多く行く、竹下通りに近いような原宿の美容室だと、客層が10代20代と若いので、あまり薄毛の人をカットしたことがないような美容師が多いのです。
もちろんその美容師の年齢が高ければ、薄毛の人もカットするかもしれませんが…
若者ばかりの美容室に行ってしまったら、まず周りのお客さんの若さに驚いて、「美容室選びを間違ってしまったかも?」と肩身が狭い気分になる可能性があります。
美容師自体も若ければ、ちゃんと切ってくれるのだろうか…という不安も襲って来ます。
もちろんプロなので薄毛の人を切り慣れてなかったとしても、ちゃんとカットしてくれるとは思います。
けれど、どうせだったらずっと通える安心感のあるようなところに行った方がいいのではないでしょうか。
薄毛の人が美容室を探している場合は、若い人が通うようなイケイケの美容室を選ぶのではなく、もっと年齢層が高く落ち着いた雰囲気の美容室を選ぶべきだと思います。
2.女性客の割合が圧倒的に多いお店
比較的に、美容室は女性のお客様が多くいるのですが、あまりにもピンクでラブリーなお店や、女性客を対象としているようなお店は、薄毛の人には向かないでしょう。
男性が行っても気まずくなりそうなお店は、避けた方がいいでしょう。
女性向けのお店はホームページから可愛らしい感じなので、ちゃんと下調べをしてから美容室に行きましょう。
美容室のホームページはお店の雰囲気が落ち着いた誰でも入れるような雰囲気なこと、比較的カットしてくれる美容師さんの年齢が上な人がいること、スタイル画像が男性もちゃんと載っているところが確認できるところを選ぶといいでしょう。
薄毛の人の美容室での注意点
薄毛の人が美容室に行ったら注意することがあります。
あんまり悲観的になってもいけませんが、自虐的になってもいけません。
髪の毛が少し薄くても普通のお客様と一緒ですので、美容室で穏やかな時間を過ごすためにも気をつけて欲しいポイントです。
薄毛に対する自虐的なことを言っても自分が悲しくなるだけ
ちょっとギャグのつもりで薄毛に対するおもしろいことを言ったのに、あんまり笑ってもらえなかった…
それは美容師側が、ちょっと反応に困ってしまったからなのかもしれませんね。
「もうすごく薄いから、髪の毛がたくさんあって羨ましいよ〜」と美容師に言っても、笑われても複雑な気持ちになるし、真顔で反応されてももうちょっと笑って欲しかった、と反応によって悲しい思いをしてしまう可能性もあるので、言わない方が無難でしょう。
面白おかしく薄毛のことを話すよりも、違う話で一緒に笑った方がお互い楽しいと思います。
本気の薄毛に対する悩み相談だったら、美容師はいくらでもアドバイスできるので、気になることがあったら相談してみましょう。
美容師のアドバイスをなるべく受け入れること
自分がしたい髪型と、自分ができる髪型は違うことがあります。
それは髪の毛が薄い人だけでなく、毛量がある人も髪質によってできない髪型、合わない髪型があるんです。
まずは自分のやりたい髪型を伝えて、合うか合わないかを美容師に判断してもらいましょう。
そういう時は、美容師の意見を聞いて、似合う髪型にしてもらうのがいいと思います。
誰でもそうなんですが、どうしてもやりたくてやったら「やっぱり違った」みたいになることにならないように、そこは髪の毛のプロにお任せして、あなたにとって一番いい髪型にしてもらうのがいいでしょう。
髪の毛が後退してくるタイプの人と、後ろからハゲてくる人がいます。
多いのがM字ハゲと呼ばれるものですが、なるべくなら目立たないようにしたいところなので、美容師さんの意見を参考にしましょう。
頭皮を痛めるようなことはなるべくなら避けた方がいいかも
カラーやパーマなど、頭皮にダメージを与えるようなことは、なるべくならしない方がいいです。
美容師さんに相談してやってもらうのはまだいいですが、自分で白髪染めをしてみたり、カラーをしてみたりするのは頭皮にとって危険な行為なんです。
また、その日の汚れはそのまま落とさずに寝ると頭皮トラブルの原因となるので、雑菌が増えないようにしっかりと髪の毛を洗って寝るようにした方がいいでしょう。
薄毛の人のケア方法
薄毛に悩んでいる人は、髪の毛が抜けないように優しく優しく洗っていたりするのですが、頭皮は動かして血行を良くしてあげた方がいいと思います。
ゴシゴシ強すぎるのも良くありませんが、マッサージするようにシャンプーの時に頭皮を動かして行いましょう。
シャンプーを長めにすることによって、血行が良くなるので、血行が良くなれば髪の毛が増える可能性も出てきます。
頭皮をマッサージして、生えている髪の毛が抜けてしまっても、もうそれは生え変わる時期の、抜ける髪の毛だったので特に気にすることはありませんよ。
頭皮が健やかになると、髪の毛も生えて来やすくなりますのでマッサージは毎日することをおすすめします。
まとめ
髪の毛がちょっと薄い人も、普通のお客さんも、美容師にとっては同じ大切なお客様ですので、素敵な髪型にして喜んでもらいたいと思っています。
最初は美容室に行くのにちょっと勇気がいりますが、緊張するのは髪の毛が薄い人も、普通の髪の毛の人もドキドキするのは一緒なんですよ。
だから、薄い髪の毛で美容室に行くのが行きづらいとか、恥ずかしいと思わなくても大丈夫ですよ。
ただ、さっき言ったとおり薄毛の人が全然来ないような美容室もあるので、そういうところを選んでしまわないように、客層などは気をつけ他方が良さそうです。
ホームページを見たら、だいたいの美容室は雰囲気がわかるようになっていますので、美容室を予約する前に目を通しておいてくださいね。
美容室に行かずに、セルフで丸刈りにしてしまうのはまだ早いかもしれません。
美容室に行けば、髪の毛が薄かったとしてもおしゃれな髪型にしてくれると思いますよ。
まだまだ髪型は楽しめると思いますから、今ある髪の毛を大事にケアしていってくださいね。
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