パーマをかけたいけど、どんな種類があるのかもわからないし、なんて言って美容師さんに伝えたらいいかわからない…
以前、パーマで失敗したことがある。
そんな方は読んでみてください。
美容師の私がパーマの種類や、参考になる髪型、オーダー方法などをまとめてみました!
最初のパーマは誰でも期待や不安が入り混じるものです。
パーマをかけてかっこよくなりたい!
パーマでイメチェンしたい!
そんな時にパーマの知識が少しでもあると安心です。
この記事を最後まで読むことで
- パーマの種類がわかる
- 美容室でのパーマのオーダー方法
- 髪の長さ別のパーマスタイル
- パーマを長持ちさせる方法
これらがわかるようになります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ストレートパーマとウェーブが出るパーマの違い
ストレートパーマとウェーブが出るパーマが違うものだってのはわかりますね?
ストレートパーマは髪の毛がまっすぐになって、ウェーブの出るパーマは髪の毛がくるくるになります。
じゃあ縮毛強制は?ってなるんですが、基本的には縮毛強制もストレートパーマと同じです。
それぞれの美容室で呼び方が違うだけで、髪の毛をまっすぐに伸ばすのはストレートパーマと同じように考えてください。
それで、普通のウェーブが出るパーマも、ストレートパーマも仕組みは同じなんです。
最初に1剤を髪の毛に塗布することによって、髪の毛のシスチン結合が切断されます。
そのあと一度お薬を流します。
そして、ストレートアイロンで髪の毛をのばします。
そのあとに2剤をつけて髪の毛にその形を定着させます。
簡単ですが、こんな感じでストレートパーマは形づけられます。
少し工程は違いますが、ウェーブが出るパーマも同じような感じです。
深く考えすぎると難しいですが、ストレートパーマとウェーブのパーマの違いは「まっすぐ」か「くるくるか」ってことですね。
パーマの種類
パーマには種類がありますが、メンズの場合はだいたいコールドパーマでかけると思います。
パーマの種類も美容室によってやっているところとやっていないところがありますが、コールドパーマがない美容室は聞いたことがありません。
それくらい昔からあるものなのです。
女性と違ってメンズはショートヘアなので、向いているパーマが限られます。
参考程度にご紹介しますね。
コールドパーマ
メンズがパーマをかけるとしたら、だいたいこのコールドパーマですね。
コールドパーマの特徴は髪の毛が濡れている時にカールが強くでることです。
そして、熱を加えないのでダメージも少ないです。
(ただ、場合によっては加温したり、スチームを当てる場合もあります)
先ほども説明しましたが、パーマをかける工程としては
- シャンプーして、ロッドを髪の毛に巻く
- 1剤を髪の毛に塗布して髪の毛のシスチン結合を切断する
- 時間を置いた後、ロッドをつけたまま水で洗い流す
- そのあと2剤をつけて髪の毛にその形を定着させる
- 時間を置いて洗い流す
こんな感じです。
短い髪の毛にもかけられたり、ロッドの太さなどの種類も様々なので、だいたいのお客様の希望のパーマをかけることができます。
ただ、パーマの持ちがあまりよくないので2ヶ月ぐらいに1回はパーマをかけた方がいいでしょう。
エアウェーブ
エアウェーブはその名の通り空気を使ってパーマをかけます。
専用の機械でかけるのですが、ふんわりとした仕上がりになります。
これはちょっと時間がかかるのが難点です。
ダメージも少ないし、持ちがいいです。
デジタルパーマ
デジタルパーマはコールドパーマと工程はあまり変わりませんが、巻いているロッドが熱くなります。
熱を加えるので、根元まで髪の毛を巻き込んだりはできません。
ショートヘアには不向きでしょう。
仕上がりが髪の毛を巻いたような感じになります。
デジタルパーマは髪の毛が乾いているときにカールが出ます。
そしてコールドパーマよりも長持ちします。
失敗しないパーマの方法
パーマの失敗ってなんだと思いますか?
ひとつは美容師の技術的な問題、もうひとつは美容師とのイメージの違い、もうひとつは期待のしすぎだと思います。
美容師の技術的な問題だったらすごく残念ですが、他の所に行って直してもらった方がいいでしょう。
また、美容師とのイメージの違いによってパーマがかかりすぎた、かからなすぎたということもあります。
ちゃんと写真を見ながら説明するとあまりそういうことがなくなります。
そして、パーマをかけたら「モテる」「イケメンになれる」と思っている人もいるでしょう。
それはそうとも言えますし、そうじゃないとも言えます。
期待をするのは悪いことではありませんが、パーマをかけることによってすごく変わるとも限らないので、期待のしすぎはしないようにしましょう。
また、パーマをかけたあとも何もセットしなくてもいいわけではありません。
過剰なパーマへの期待はイメージと違った時に「失敗した」というネガティブな気持ちにつながりやすいです。
カウンセリングをしっかりとしてもらう
一番大切なカウンセリングの時間をよくわからないからといって、適当に答えたり適当に流していると美容師さんにどんなパーマにしたいか全然伝わりませんよね。
パーマをかけたいけど、くるくるになればいいってものじゃありませんよね?
きちんとした美容師さんであれば、どんな感じのパーマをしたいかを適切な質問をしてあなたの意見を汲み取ってくれます。
でも、誰もがみんな丁寧にカウンセリングをしてくれるとは限りません。
だから、やっぱり美容師さんにお任せしておけば大丈夫ってのはちょっと失敗する可能性もありますよね。
特に初めての場合は美容師さんだってあなたのことをよく知りませんから…
だからしっかりと自分のイメージしているパーマの感じをお伝えするのがいいでしょう。
どう伝えたらいいかというとイメージしている写真を見せるのが一番手っ取り早いです!
ヘアカタログなどを見せてくれる場合もありますが、見せてくれない時は自分で写真を見せた方がわかりやすいです。
やっぱり口頭で説明するのと、写真を見せて説明するのはわかりやすさが違いますよね。
しっかりと美容師さんとイメージを共有しましょう。
なぜパーマをかけたいのか
あなたはなぜパーマをかけたいのですか?
- イメージチェンジしたいから
- かっこよくなりたいから
- 髪の毛にボリュームが欲しいから
- 直毛が嫌だから
その他にもいろいろ理由はあるかもしれません。
そのパーマをかけたい理由を説明すると、美容師さん側も「ボリュームが欲しいなら立ち上がりがでるようなパーマにしよう」とか思うんです。
かっこよくなりたいからパーマをかけたいって、それも伝えていいんですよ。
じゃあ今よりもかっこよくなるようにパーマしてセットしようって思いますからね。
そしたら、かっこいいセットの仕方を教えてくれたりするかもしれません。
パーマをかけたい理由がただ「なんとなく」であれば仕上がりも「なんとなく」なってしまう場合も多いです。
もちろん良い美容師さんと当たれば話は別ですが…
ご自身でパーマをなんでかけたいのかを今一度考えてみてください。
そこが明確になればパーマの失敗も減ってくると思います。
過剰に期待しすぎないこと
パーマをかけたらかっこよくなれるかもしれないと思っている人も、もしかしたらいるかもしれません。
でも、やっぱりパーマをかけただけだと少しの変化はあるものの、整形するわけではないのでそこまでの変化はありません。
過剰に期待しすぎて、自分のしたかったパーマはこんな感じじゃなかった…
ってなる場合もあるんです。
髪質、髪の毛の長さ、顔の形が違うので、かけたいパーマの写真と全くは同じようにはなりません。
あくまでも雰囲気とこんな感じってだけです。
髪質や長さによってはできないものもあるので、その時はその髪型はできない、同じようにはなりませんよって言われるとは思います。
「プロなんだから」ってそういうことは言わないでくださいね。
できないものはできないんです…
そういうことによって、パーマをかけたとしてもちょっと違ったな、失敗だったかなって思ってしまう場合もあります。
でもこれは美容師さんの説明不足の場合もあるので、気になったことは質問してみましょうね。
失敗しないパーマの注文(オーダー)方法
ちゃんと伝えることが大切です!
美容師さんに伝えることは4つあります。
- なぜパーマをかけたいか伝える
- 自分のイメージしているパーマの写真を見せる
- 自分の髪質、髪型でも見せた写真と同じような雰囲気になるか聞く
- 普段のセットはワックスをつけるか、つけないか伝える
これさえ伝えればだいたいのイメージは伝わるはずです。
ワックスをつけないでもパーマがでるような感じにしたければ多少は強くかけます。
ワックスをつけるのであればゆるめでもニュアンスパーマ的な感じでかっこ良く決まります。
普段のセットの仕方も意外と重要なんですよ。
他に美容師さんの技術的な失敗がなければいい感じになると思います。
技術的な失敗の場合考えられるのが、パーマのかかりすぎ、逆にパーマのかからなすぎがあります。
また、相当痛んでないと起こらないですが、毛がダメージを受けてビビって(縮毛)しまうこともあります。
基本的にブリーチ毛はパーマをかけるのはおすすめしません。
もし万が一パーマがかかりすぎていたり、かからなすぎていたら、すぐに美容師さんに相談しましょう。
一週間以内でしたらだいたいお直ししてくれるはずです。
特に直毛の方はパーマがかかりにくかったりするので、あまりにもかかっていなかったらちゃんと言った方がいいです。
そんなに美容師さんも気にしませんし、本音を言ってもらってずっとお付き合いしていきたいと思ってますよ。
ぜひちょっと気になったら遠慮せずに言って美容師さんとの仲を深めましょう。
ショートヘア向きパーマスタイル
失敗しないパーマのオーダーの仕方はわかりましたか?
美容師さんにどういうヘアスタイルがいいか見せるためにも、長差別でスタイルを紹介していきますね。
ショートのだとパーマがかけずらいと思っているかたもいるかもしれませんが、そんなことはないですよ。
部分的にパーマをかけるのだっていいんです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ベリーショートでも大丈夫なピンパーマ
こんなに短くてもピンパーマをかけられます。
どちらかというとピンパーマはニュアンスパーマ的な感じでかけることが多いです。
前髪はかかりすぎると困るので、前髪だけピンで巻いたりもします。
短くてロッドが巻けないけど、少し柔らかさが出るといいなって思って巻いたりもします。
でも割としっかりとかかるんです。
ピンパーマって大仏みたいな感じで巻くんですよ(笑)
全部巻くとこんな感じになるんです!
どうですか?
なかなか全部巻くのは根気のいる作業です。
ポイントでもピンパーマは使うので、ピンパーマとロッドと一緒に巻いてある状態になることもあります。
ピンパーマでしかでないようなパーマの感じが私は好きです。
でもピンパーマは美容師さんにもよるので、ロッドで巻くか、ピンで巻くかはお任せしちゃった方がいいかもしれません。
細めのロッドで巻いたしっかりパーマ
ショートヘアですが、しっかりとパーマをかけたい方におすすめなスタイルです。
細めのロッドで巻くことによってしっかりとウェーブが出ます。
ツーブロックとの相性も良く、かっこよくワイルドなイメージになります。
こなれた印象になるスパイラルパーマ
スパイラルパーマとは髪の毛を中間からロッドにぐるぐると巻いてくパーマです。
スパイラルパーマは普通のパーマとはまた違った動きがでるんです。
髪の毛に動きを出したいとか、そういう場合に使うことも多いです。
このパーマの巻き方も、普通のパーマの巻き方やピンパーマと合わせて使うこともあります。
これもどちらかというとしっかり「パーマ感」を出したい方におすすめです。
ゆるめパーマでナチュラルに
「パーマ」って感じが出ていない感じがよくて、セットしやすくなればいいって考えている方におすすめです。
太めのロッドでゆるめにかけるので、ナチュラルな感じに仕上がります。
自然なくせ毛風って感じですね。
あとは、ゆるめのパーマはマッシュヘアとも相性がいいです。
ゆるくパーマをかけただけでも、雰囲気が柔らかくなりますよ。
ショートミディアムからミディアムヘア向きパーマスタイル
ちょっと長くなるとショートヘアよりもパーマらしさが出ます。
長い方が動きがでて、ロッドもしっかり巻けるので、パーマをより楽しめます。
お仕事で大丈夫そうな方や、まわりと差をつけたい方は参考にしてみてください。
ミデイアムヘアのスパイラルパーマ
ショートヘアでもあった「スパイラルパーマ」です。
長さが変わると雰囲気も変わりますよね。
結構前髪にもしっかりとパーマがかかっているのでパーマ感が出ています。
長めの襟足も遊ばせればパーマとのバランスがすごくいいですね。
黒髪でもかっこいいですよ。
ショートミディアムのセットしやすいパーマ
パーマのメリットはセットがしやすくなることです。
ただ、セットに慣れている方ですけどね。
パーマにもバランスがあるので、こんな感じのウルフカットベースであればパーマを生かしてセットしやすそうです。
襟足も前から見えることを意識して、しっかりと整えましょう。
ミディアムパーマ耳掛けヘアもOK
長めのパーマスタイルは耳にかけたりアレンジができるのもおすすめポイントです。
しっかりとかけたい場合はちょっと長さを伸ばしてからの方が、イメージにあったパーマができるでしょう。
どうしてもパーマをかけると短くなってしまうので注意してくださいね。
長めのヘアでもツーブロックにすることで横の毛がすっきりしますよ。
ニュアンスウェーブでゆるパーマ
それってくせ毛なの?パーマなの?みたいな感じのゆるいパーマです。
太めのロッドで、普通に巻いたり、スパイラルで巻いたりもします。
社会人になるとなかなかここまで長いのは難しいかもしれませんが、おしゃれな雰囲気と個性的な雰囲気がでますよね。
長めの髪型は女性ウケはしないので、彼女を作りたい方や婚活している方は注意が必要です。
パーマを長持ちさせる方法とは?
だいたい男性のパーマはコールドパーマをかけることが多いですが、コールドパーマは1〜2ヶ月も経つと取れてしまいます。
特に男性の場合は髪の毛が短いのでカットするとパーマはなくなってしまいます。
それでも、直毛の人や髪の毛が柔らかい人はパーマが取れやすいです。
そういう人は何日かしたらパーマが取れてしまったとか、全然パーマをかけた意味がなかったという人もいます。
1週間以内でしたらお直ししてくれる美容室もありますが、何度も美容室に足を運ぶのも大変ですよね。
だから、パーマが取れやすい人向けにパーマが取れにくい方法をお伝えしていきます。
パーマが取れやすい人は当日のシャンプーはNG!
パーマが取れやすい人は特に、パーマをかけた当日はシャンプーは避けてくださいね。
パーマをかけた当日は、シスチン結合という結合が定着するまでに48時間かかると言われています。
だから、パーマをかけた当日はシャンプーはしない方がいいでしょう。
しっかりかかっている人や、肌の弱い人、においが気になってしょうがない人は当日のシャンプーをしても大丈夫とお伝えします。
そうじゃない人は朝シャンプーしたり、夜は軽くながすだけにしておきましょう。
シャンプーは洗浄力の弱いものを使う
シャンプーは洗浄力が強いものを使うと必要以上に汚れを落としすぎてしまいます。
パーマをかけた髪の毛は普通の髪の毛よりもダメージを受けているのに、さらにダメージを与えるようなシャンプーではいけません。
髪に優しいようなシャンプーを使うことによって、パーマの持ちも変わるかもしれません。
洗浄力の強いシャンプーは薬局で売っているような安いシャンプーに多いです。
値段が安いのは、安い成分を使っているので、ダメージは大きいですね。
ノンシリコンと言われているものであっても、安いものだとシリコンに似たような成分が含まれてたりもします。
ちょっと値段が上がっても、将来のために美容室で取り扱いのあるようなシャンプーを使ったり、髪の毛だけでなく頭皮をいたわる必要があります。
ダメージケアが気になる人は、トリートメントも頭皮につかないようにしっかりとしてくださいね。
髪の毛を必要以上にとかさない
パーマでこわいのがブラッシングしすぎることです。
美容室でもパーマをかけた後の髪の毛のブラッシングは慎重に行います。
だから、必要以上に髪の毛をとかしているとすぐにパーマがとれてしまう原因となるのです。
髪の毛をとかすとびよーんとパーマの部分も伸びますよね?
それがよくないのです。
とかすのであれば、特に細かい目のくしでとかすとパーマはとれやすくなるのであらい目のくしでとかした方がいいです。
髪の毛をとかさなくても男性は大丈夫な場合が多いですから、手ぐしで整えたり、必要以上にとかさないようにしましょう。
髪の毛にダメージを与えない
髪の毛にダメージを与えると、パーマが取れやすくなります。
ダメージを受けているブリーチ毛などにパーマがかからないのと同じで、ダメージを受けると髪の毛に元気がなくなっていくのです。
紫外線とかもダメージを受ける原因になりますね。
紫外線が強い国に旅行に行ったりすると、すぐに髪の毛がパサパサになって扱いにくくなった経験はありませんか?
もしくは運動するためにずっと外にいたり、夏場なんかは特に髪の毛が痛みやすくパサパサになったことがある人がいると思います。
それは紫外線のせいで、髪の毛をトリートメントをつけてダメージケアしたり、帽子をかぶるなどの対策をしないといけません。
男性も短くても髪の毛は痛みますから、夏場や紫外線の多いところではいつも以上に対策をしましょう。
まとめ
パーマの種類や失敗しにくい美容室での注文(オーダー)方法は参考になりましたでしょうか。
同じパーマのかけかたでも、長さによって雰囲気が変わります。
もちろん髪型やパーマの強さによっても変わりますよ。
パーマっていろいいろ楽しめるんです。
もしイメージチェンジしたいのであれば、髪の毛の長さを結構切るか、カラーをするかパーマをすることになると思います。
カラーも仕事や就活でできないし、長さは変えたくないって方はパーマがおすすめです。
少しのニュアンスパーマでも違うように見えますよ。
パーマで雰囲気を変えて楽しんでみてくださいね。
メンズ必見!色気漂うミディアムパーマの髪型を見たい人はこちら
最新情報をお届けします
Twitter でRicoをフォローしよう!
Follow @bellecheveux2