フケが出る！頭皮の乾燥はシャンプーが原因？美容師が教えるケア方法

季節の変わり目や、乾燥する時期などに肌だけでなく頭皮も乾燥していることはありませんか？

頭皮が乾燥するとフケのようになって周りから不潔に思われたりしないか心配になりますよね。

私も前々から頭皮だけが乾燥しやすく、様々な方法を試したり、皮膚科の先生からのアドバイスを実行しているので乾燥しても対処法はわかるので悩んだりはしなくなりました。

私の場合はシャンプーが合わないことがほとんどで、美容師という職業柄いろいろなシャンプーを試したくなり、合わないシャンプーだと頭皮が乾燥してしまいます。

頭皮の乾燥具合によっても症状は人それぞれですが、決して治らないものではないので安心してくださいね。

この記事を読むと

• 頭皮の乾燥の主な原因
• 頭皮が乾燥した時のケア方法

これらがわかるようになります。

ぜひ参考にして見てくださいね。

頭皮の乾燥の原因

頭皮の乾燥にも原因は様々です。

その時その時によって原因が違うこともありますが、基本的な睡眠不足や食事が偏っているために栄養が足りていないという根本的な原因の場合、頭皮だけでなく体全体にあまりよくないサインが出ていることがほとんどです。

今回頭皮の乾燥が良くなったとしても、また同じことの繰り返しでは意味がありませんので、きちんとした生活を送ることは基本です。

睡眠不足はお肌の大敵

睡眠不足だと体の中の血の巡りが悪くなり、新陳代謝が低下します。

そうすることによって、肌のターンオーバーが乱れ、顔の肌と同じように頭皮が荒れてしまう原因となるのです。

ゴールデンタイムに寝ないと肌が荒れちゃう…という女性と同じように、頭皮もきちんと睡眠をとらないと肌トラブルの原因となるのです。

最近あまり眠れていなかったという人は、きちんと睡眠をとることによって、頭皮の乾燥も気にならなくなってくるかもしれません。

栄養が足りていない

皮膚科の先生は「頭皮の乾燥は栄養不足のことが多い」と断言していました。

主にビタミンが不足していると乾燥しがちになります。

頭皮に良いのはビタミンBでわかめ、昆布などの海藻類、また、キャベツやバナナなどに多く含まれています。

なんとなく海藻類が髪の毛にいいというのは聞いたことがあるのではないでしょうか。

頭皮にも良い影響を与えるのが海藻類なので、普段から積極的に食べると頭皮トラブルが少なくなるかもしれません。

また、コラーゲンは肌が潤うというイメージはありますが、頭皮の乾燥対策にもいいですよ。

手羽先や鳥の皮、牛すじ、豚ばら肉などを積極的にとるとお肌にも頭皮にも潤いを与えてくれます。

その時にビタミンCも一緒にとると効果的なのでキウイや赤ピーマン、レモンなども摂取できるといいでしょう。

食事で摂取するのが難しい場合も、頭皮の乾燥に効果があるものがわかっていたらサプリやドリンクなどで補うことも可能なので、生活に合わせて自分に合ったやり方で摂取しましょう。

紫外線が強い夏は要注意

強い紫外線を浴びると、頭皮を守る機能が低下して乾燥の原因になってしまいます。

肌も日焼けすると皮がポロポロ剥けるように、頭皮もポロポロと皮が剥がれることがあります。

夏場は頭皮の皮が剥ける人が増えるのは紫外線のせいなのです。

そういうことになる前に顔や体だけでなく、頭皮にも紫外線対策が必要です。

主な対策としては紫外線が強い時は帽子をかぶること、頭にも日焼け止めをつける(スプレータイプ)ことをおすすめします。

また紫外線で頭皮がダメージを受けると頭皮が硬くなり、血行が悪くなります。

そうすると抜け毛の原因ともなるので紫外線対策は、頭皮の乾燥予防だけでなく、抜け毛予防にもつながりますよ。

ストレスが原因で頭皮がカサカサに

ストレスがたまるとホルモンバランスが崩れてフケや頭皮の乾燥に繋がるとも言われています。

ストレスがたまると頭皮が硬くなり、頭皮トラブルの原因となりその結果頭皮が乾燥してしまいます。

栄養が頭皮まで行き渡らないことも原因のひとつですね。

ストレスがたまると体にとってはいいことがひとつもありませんから、適度にリフレッシュして頭皮がカチコチにならないようにしましょう。

頭皮のマッサージをしてカチコチになっているなと思ったら意外とストレスがたまっていたりもするかもしれません。

定期的に自分の頭皮を触ってマッサージすることも大切です。

カラーリングのせいかも

カラーリングが当たり前になってきていますが、頭皮が弱い人は特に白髪染めでもおしゃれ染めでもやり方カラー剤を考えなければいけません。

カラー剤は刺激が強いものが多く、その刺激によって頭皮が荒れてしまったり乾燥の原因となることもあるのです。

カラーリングのお薬が蓄積することによってジアミンアレルギーや、アレルギー性皮膚炎になることがあります。

だから、カラー後に頭皮が乾燥しているのはカラー剤が原因のことが大いに考えられます。

そのカラー剤があっていなかったか、もしくはカラーすること自体がだめだったのか…肌が弱い人はカラーリングする時は気をつけなければいけませんね。

シャンプーの洗浄力が強い

シャンプーの洗浄力が強すぎると余計な皮脂を取りすぎてしまい、頭皮が乾燥することがあります。

この間私もシャンプーを切らしてしまって家にあった市販の洗浄力の強いシャンプーを使ったのですが、やっぱり頭皮が乾燥してしまって洗浄力の強いシャンプーはよくないなと身を以て体験しました。

「ラウリル硫酸ナトリウム」はとても洗浄力が強く、肌の弱い人はやられてしまいます。

「ラウレス硫酸ナトリウム」は市販のシャンプーではよく使われている成分ですが、アミノ酸系のシャンプーに比べると洗浄力は強いです。

これだけでなく、似たような成分の洗浄力の強いものは市販では多く販売されていますから、シャンプー選びは今後の髪の毛にも影響してきますからできるだけ優しい成分のものを使うと良いでしょう。

シャンプーのしすぎで余計な皮脂をとっている

シャンプーのしすぎは頭皮にはよくないです。

男性は夜にシャンプーして朝出かける前にもシャンプーする人も多いようですが、実はそんなにシャンプーする必要はありません。

頭皮が乾燥する人は2日に1回でもいいくらいですが、整髪料をつける男性はそうはいかないかもしれませんが、朝晩シャンプーするのは頭皮の皮脂を取りすぎてしまう原因にもなるので頭皮が乾燥してしまいます。

洗いすぎには注意ですよ。

頭皮が乾燥した時のケア方法

頭皮が乾燥したらどうしたらいいのか、早くこのカサカサをなんとかしたい！と思うことでしょう。

これまで頭皮の乾燥の原因を説明してきましたが、原因によって対処法も違います。

乾燥具合によっても変わってきますし、人によって原因も症状も様々ですのでこれをやったら早く治るというのもなんとも言えないところです。

でも、頭皮が乾燥した時の対処法がわかれば乾燥しているのを放置して悪化させることはありません。

頭皮の乾燥は根が深い場合もありますから、なかなか治らなかったり症状がひどいようでしたらすぐに病院に行った方がいいでしょう。

生活リズムをきちんとして栄養のあるものを食べよう

生活リズムを整えると体の不調は良くなってくることが多いです。

生活リズムが不規則だと肌が乾燥するだけでなく、他にも体調不調がありませんか？

睡眠不足だったら、適度に仮眠を挟むとか、眠れる時はいつもよりも体を休めるとかすると良いでしょう。

睡眠は生活するのにあたってとても大切ですからね。

また、栄養不足も体の不調を引き起こす原因ですから、外食ばかりの人は必要な栄養素をサプリで補うとか、外食でも必要な栄養素を積極的にとるといいでしょう。

不規則な生活は頭皮環境にもよくありませんし、体全体にも悪影響を及ぼします。

できる限り規則正しい生活を心かげましょう。

ストレスは気がつかないうちに溜まっているのでリフレッシュを心がける

毎日仕事をしていると気がつかない間にストレスが溜まっていることもあります。

なんだかイライラするなとか、体調が悪いな、いつもと違うなって時は気分転換したり、好きなことを思い切りやるのがいいでしょう。

普段都会の中で生活している人は自然の中に身を置くことによってヒーリング効果が高まります。

私もそうなんですが、疲れている時や仕事が忙しかったりすると頭皮トラブルが起こることが多い気がします。

だから、上手にリフレッシュすることを心がけて生活するといいかもしれません。

シャンプーを洗浄力が弱いものに変える

シャンプーは結構重要なので、自分にあったものを使うのがいいでしょう。

洗浄力が高い市販のシャンプーを使っているようでしたら、洗浄力が弱いものに変えたりするだけでも全然違ってきます。

勘違いしないで欲しいのですが、市販のシャンプーだからといって全てが洗浄力が強いものではありません。

安いシャンプーだと洗浄力が強いことがほとんどですので、安かろう悪かろうといったところでしょうか。

だから、頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーを使うようにすることによってカサカサが改善することもあります。

頭皮が乾燥したら、まずシャンプーを疑ってみて、洗浄力が強いようでしたら変えてみるのがいいでしょう。

詳しいシャンプーの記事はこちら

シャンプーの洗い方を変える

シャンプーしすぎの場合も頭皮が乾燥する原因にもなるので、シャンプーは1日1回、できたら夜行うようにしましょう。

そして、あまり熱いお湯は使わずにぬるめのお湯で洗います。

頭皮がカサカサしている場合はできるだけシャンプーの刺激をなくすため、ささっと洗ってシャンプーの時間を短くした方がいいです。

洗うときもかゆかったとしても、爪を立てずに指の腹で洗うようにしましょう。

そして、お湯で洗い流す時はしっかりと洗い流しましょう。

男性の場合リンスは必要ありませんからね。

洗いすぎが原因の場合はシャンプーの仕方を変えるだけでも改善することがありますから試して見てください。

詳しいシャンプーの仕方はこちら

あまりにもひどい場合は皮膚科に行く

最後にいろいろと頭皮の乾燥の対処法について説明しましたが、あまりにもひどい場合は皮膚科に行ったほうが確実に治ります。

原因も人それぞれですし、乾燥したフケだと思っていたら脂っぽいフケだったなんてこともありますから、自己判断で治療しようとすると悪化する可能性もあります。

脂漏性皮膚炎やアレルギー性の皮膚炎の場合もありますから、長い間治らなかったり、症状がひどい場合は皮膚科にかかることをおすすめします。

ただ、皮膚科に行って治ったとしても普段の生活やシャンプーが原因だったらまた同じことの繰り返しですので、頭皮のカサカサが治ったからといって安心せずに、普段の生活を見直す良い機会になったと思って、規則正しい生活を送るようにしましょう。

まとめ

私も頭皮トラブルには長年悩んできましたが、自分に合った方法というものがあるのです。

乾燥する人はシャンプーはしすぎない方が良いといいますが、私は2　日に1回だとかゆくなってしまってダメでした。

だから、やってみてあう方法を見つけて治していくと良いと思います。

特にストレスや日頃の疲れ、栄養不足は体によくありませんから、シャンプーだけでなくそれらも合わせて気をつけていきたいですね。